2007年9月30日日曜日

ド・ケルヴァン?

2007年。9月に入ってから、左手の親指側の手首が妙に痛い。

元来寝癖が悪く、手が体の下敷きになっていて、しびれて動かない状態で目覚めるなどということもよくあり、今回もきっとそんなことで、すぐに治るだろうと放っておいた。

しかし、2、3日が過ぎ、一週間になると、違う理由のようだと思わざるを得ない。文書などを作っているとき、よくショートカットキーでコピペやカット&ペーストをするのだが、Ctrlキーを小指で、x,c,vを人差し指で押さえた時やシフトを小指で人差し指や中指でキーを押す等のときに、大した痛みではないのだが、嫌な感じにズキッとする。その痛みが日毎に増してきているような気がしてきた。

最近一週間ほどは、アンメルツヨコヨコを塗ったり、湿布を貼ったりしたが、いっこうに改善しない。激しくタイピングするようなことはしていないのだが、どうやら腱鞘炎らしいと思い、調べてみた。

腱鞘炎の中でも、手首の親指側に起こるのものは「ド・ケルヴァン氏病」という、ちょっと怖そうな病名で診断されることが多いらしい。

あるページを見つけた。「親指を小指側に曲げる方向に力が加わると、患部に激痛が走る。典型的なド・ケルヴァン病の症状である。特定の角度に力が加わると箸を持っただけでも痛いが、その角度でなければ10kgでも20kgでも持ち上げられる。それだけに日常生活動作で突然「ビシィッ」と痛みが走ることがしばしばあり、精神衛生上大変よろしくない。」By トミーさん

とある。私の場合はこの人のような「激痛」ではなく、「妙に痛い」または「悔しく痛い」という程度だが、「角度によって痛い」のと「その角度でなければ10kgでも20kgでも」というのはその通りだ。

物を持つ分には重いものでも全く大丈夫なくせに、たとえば、本のページをめくる時に、本を支えている左手が妙に痛く、本を左手の甲にのせて読んでいる。

カバンのファスナーを開閉するとき、カバンを支えている左手が悔しく痛く、腕全体でカバンを押さえるというような、どうにも気持ちの悪いことになっている。


軽重の差はあれ、よく似た症状なら治療法も同じだろうと読み進めると、この人の場合は医者へ行っても一向に治らず、蜂の針を刺して治したという・・う〜〜ん・・・なかなかチャングムな解決方法を・・・

まぁ、ド・ケルバンであろうがなかろうが、腱鞘炎というのには特効薬はなく、「安静」「冷やす」「固定」がキモのようなので、昨日、テーピング用のテープを買って貼ってみた。

角度によって痛いということは、痛い方向に手首や指が曲がらないようにしてやればいいということだ。親指の根本から手首にかけてまっすぐに貼る。つっぱり感はあるが、いい感じだ。「妙に痛い」のは残るが「悔しく痛い」のはなくなった。

完全な固定ではないので、手は結構自由に動く。もう少し固定すれば「妙に痛い」のもなくなりそうだが、毛がたくさん生えているところに貼ると、はがす時に大変な思いをしなきゃならない。とりあえずはこれだけで様子を見ようと思う。

(続く?)

9/23追記
「悔しく痛い」というのがよくわからないというご意見をいただいた。「妙に痛い」のは、「あれれ、なんか痛いぞ痛いぞ」というくらいの痛さのことで、まぁ大した痛みではない。「悔しく痛い」のは、それよりはもう少し痛み度合いが強く、また突然の痛みという意味合いがあり、
「いっ! いてえなコノヤロバカヤロ」と言いたいが誰のせいでもなかったというくらいの痛みと悔しさ、あるいは、こうすれば痛くなるということはもう何回もの経験でわかっているのに、日常の無意識動作の中で「あ、痛!、くそう、またやってしまった」というような、やりばのない悔しさのある痛みということである。
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