2008年6月30日月曜日

いくつもの山を超えて~2008年6月ごろのこと(3)

 


1枚目 まずは標高29.0Mの霊峰「小笠山(こがさやま)」を軽く制覇

2枚目 続いて目指すは「小笠山」と同じく標高29.0Mの峻険なる「笠伏山(かさぶせやま)」。お、木々のむこうに泉が見えている。火山性の山では噴火跡が湖になっていることがよくあるのだ。まぁ、ここの話ではないがね。

3枚目 この看板が山のいたるところに散見される。左上にカラスの子が3羽、真白三角目で大きな口をあけており、非常に不気味なイラストになっている。右は親ガラスが、どう見ても「シェー」いや違うな。これは「アッと驚くタメゴロウ」かな、をしており、「近くにカラスの巣があり、親ガラスが子供を守ろうと攻撃的な態度をとることがあるので気をつけてね」というような趣旨が全く伝わってこない。子供は凶悪そうだが、親はユーモラスだもんね。 また、「何をどう注意すればいいのかね?」という質問が沸いてきたりもして、人にモノを伝えるということの難しさを、文字通り絵に描いた、見本のような看板であるよね。

4枚目 というようなことを考えているうちに、道が険しく・・・ん? うん。険しくなってきた。この果てしなき急坂を登ってゆくのだ。

5枚目 こ、この果てしなき急坂を・・・登って、の、のぼって・・・

6枚目 さらにまだ延々と続くこの坂を上り詰め・・・

7枚目 ついに「双子山(ふたごやま)」標高33.3Mの征服に成功した。大泉連山の最高峰である。ここまで標高が高くなると酸素が薄いのか、呼吸が・・・はあはあ。

8枚目 「双子山(ふたごやま)」を下り、次の頂に向かう。ちと暗いが「双ケ丘(ならびがおか)」標高27.8Mに到着。今日の旅はここで終わりにしようと思ったとき、家の鍵がないのに気づいた。し・・・しまった・・どこで落としたんだろう・・・。そうか、きっとこういうおバカな写真を撮ろうと、カバンからカメラを引っ張り出したときに落ちてしまったに違いない。と、大急ぎで再びこの連山を制覇、さらに周回道路や樹のみちなど、今日歩いたところを小一時間も探し回ったが、見当たらなかった。 どうしよう・・・と憔悴して公園事務所に「すみません、鍵を落したようで、もしやこちらに届いてないでしょうか? 鍵束なんですけど、あ、自転車の鍵ばかりで束はない。すみませんが、もし届いたら電話いただけますでしょうか。えっと、パンダのキーケースに獅子頭の鈴、鍵が5、6本ついてるやつなんで・・・」と言うと、もうひとつの事務所に電話で聞いてくれた。「届いている」と言う。喜び勇んで自転車に飛び乗り、1.5km離れたもうひとつの事務所へ。  「あ、これです。双子山付近で来園者の方が見つけてくれた・・(やっぱりカメラ出したときやな・・・)そうですか、どうもありがとうございました。」 いやいやあぶなかった。今日は家に誰もいないので、夜に誰かが帰ってくるまで締め出されるところだった。鍵はいつもカバンのフックに引っ掛けて落ちないようにしてるのだが、今日はたまたまそれをしなかった。そしてそういう時にこういうことが起こるのだ。まったくほんとに困ったもんだよな。

(つづく)

大泉緑地で走ってた~2008年6月ごろのこと(1)

2008年6月。たしか1週目の週末を最終の出勤日として有給消化に入った。退職は7月末日付け。二ヶ月弱の長期の休みは働き出してから始めてで、どう過ごそうかと思っていたが、さすがに一週間くらいは家でごろごろしていたような気がする。
腱鞘炎の治療がてらに始めた心拍トレーニングがおもしろく、このまま家でごろごろしていてもしょうがない、大泉緑地にジョギングできる周回コースがあったことを思いだし、自転車ででかけることにした。

心拍計をつけて自転車に乗り、5分きざみで10拍ずつ心拍数を上げていく。最大心拍数は、私の場合130で設定している。最初の5分で100まで上げ、次の5分で110、最期の5分で120まで上げる。うまいことに、家から大泉公園まで、ピッタリ15分だった。

ジョギングコースに入り、120拍から130拍の間で走ったり歩いたりする。心拍計にこの値をセットしているので、心拍がこの範囲を外れると警告音が鳴る。

一周4Kmのコースを2周、調子のいい時は3周したり、公園の中を散歩したり、ベンチに寝転んで本を読んだりした。ほぼ毎日、7月中旬までこういう生活を続けた。今思えば、どこかへ旅に出てもよかったし、お世話になった方々への挨拶まわりなどもしなければならなかったのだが、なんだかそんな気分にもなれなかった。

(つづく)

2008年6月25日水曜日

くまを洗ってあげたんだ~去年の6月ごろのこと(4)


   


1枚目 こいつは、約20年前からうちにいる。その間、洗ってやったかどうか記憶が定かではないが、とにかくここ数年は全くかまってやっておらず、ずいぶんほこりっぽく毛もガビガビになっているので、風呂に入れてやることにした。なんせこの大きさなので、水を含むと寝返りもうたせられないくらいにむちゃくちゃ重い。あれっ?鼻は黒かったのに、いつの間にか白くなってしまっている。こいつも歳をとったということか。

2枚目 これだけ水を含むと一週間くらいは乾かないだろう、ましてや今は梅雨時期・・・。やむなく、洗濯機に押し込んで、脱水することにした。うちの洗濯機は8Kgまで洗えるが、脱水機は「う~ん、う~ん」とか言って、なかなか動き出さなかった。写真は脱水が終わってでできたところ。かなりつかれたような顔をしている

3枚目 薄汚れていた「月の輪」も復活。シャンプーのいいにおい、毛もやわらかくなったようだ。手足をマッサージしてやったら、焼酎を片手に眠ってしまったようだ。

4枚目 これはその翌日、昨日は軒下の私のバイクの上で寝させたが、まだ湿気が抜けないので、今日は自転車の上でひなたぼっこをすることにした。雨の予報だけれど、日がさしてきたよ。

5枚目 また眠っているようだ。

6枚目 前はほぼ乾いた。顔もおなかもぽかぽかになっている。今度は後頭部と背中だ。

(了)

2008年6月17日火曜日

「蟹工船」を読んでいたよ~2008年6月ごろのこと(2)

 


1枚目 大泉緑地の「大芝生広場」。大というだけあって、ソフトボールくらいなら4面ほどとれるようだ。今日は平日。よく見えないけど、おじさんが何人か集まって、小さな飛行機を飛ばしている。

2枚目 「樹の道」っていうのがあって、それは、伐採したり枝を払ったときに出た木を細かく砕いて林の中に10cmほど盛り上げて公園内を歩けるようにした道なんだけど、ここを歩くと、木や草で足元がふわふわして、いい感じなんだね。これはその「樹の道」のところに咲いていた紫陽花。

3枚目 「大地」と「花子」だっけ、この公園には羊がいる。これはどっちなんだろう、オスかね、メスかね? いまいちかわいくないのは毛を刈ったばかりだからのようだね

4枚目 「樹の道」を進んでいくと、小川が流れていて、紫陽花が咲いている一角に出た。樹に覆われて涼しそうなベンチがあったので、ここに座って、いや、寝転がって、「蟹工船」という本を読んだ。この作者は築地署で、拷問により殺された・・・んだね。すごいね。

5枚目 横向きで読んでるのがつらくなってきたので、上を向いてみた。木漏れ日がキラキラして、いい風が吹いている。
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