立会川の近くを歩いていたら、「おかえりなさい龍馬さん」なる垂幕があちこちに。
引かれて入ってみると、駅近くの小さな公園に龍馬像があった。
等身大より少し大きめくらいかな。
このあたりには土佐藩の下屋敷があり、黒船来航の折に龍馬も護岸のための兵としてここに招集された。
そうか、ペリーの黒船は品川沖に来たのだった。それがこのあたりだということか。へぇ。
平和に慣れた日本は、兵器や刀すらも飾り物となり、黒船を迎え撃つべくして浜に並べたのは、大砲でなく寺の鐘であったという。
ただ、龍馬も若い。寺の鐘で黒船を威嚇しようという愚策に失望しつつも、父八平にこんな手紙を書いている。
『尊父様ご机下
異国船処々に来り候えば
軍も近き内と奉存候
其節は 異国の首を打ち取り
帰国可仕候 かしく』
NHKの龍馬伝が話題になっているが、明日の放送で、立会川やこの銅像も紹介されるようだ。見てみよう。