午後七時前という時間帯のせいかもしれないが、かなりの人が行き来している。昨年、心斎橋そごうの閉店前のこの通りには、こういう活気はなかった。
そして、道を歩いていてかなりの頻度で聞こえてくる中国語。特に交差点で立ち止まると、中国語で電話や立ち話をしている人たちが目立つ。

2010-06-17 道頓堀北側 活気が戻ってきた感じがする。中国語多く聞こゆ。白人学生風数組、5分無料英会話の紙を胸の前に掲げる。なんじゃこりゃ posted by (C)カントク
道頓堀橋、通称ひっかけ橋。男数人が橋の欄干にもたれ、通る女の子を品定めしたり、声をかける風景、夜には黒服のホスト風も見られたが、今日はそういう感じはなかった。草食系全盛の現代では、もうそういう若者は死滅してしまったのかもしれない。
大柄な白人の男が「マンガムリョーデスイカガデスカ?」と小冊子を配布している。橋の真ん中あたりで色紙を並べた若い男「あなたを見て、インスピレーションで言葉を書きます。お代は1円からお気持ちで。」
留学生風の女の子二人組、胸の前に『五分間英会話無料』と書いたA4サイズの紙を持ち「無料英会話イカガデスカ?」。同じ紙を持ったペアが、橋の上に二組、交番前に一組、はり重の前にも一組。これは新手の商売か。それとも英語を喋れない日本人のための慈善活動か。
道頓堀もずいぶんと国際的になったようだ。しかし、ガイジンが熱心に街行く日本人たちに声を掛ける風景というのは、東京でもあまり見ないように思う。大阪独特というわけではないだろうが。
もう少し時間があるので千日前のビックカメラに入った。ここも中国語が飛び交っている。特にカメラや時計の売り場に多いようだ。中国の経済成長はめざましいというけれど、心斎橋を歩いてそれを実感するとは思わなかった。