2007年12月10日月曜日

鍼 〜 ド・ケルヴァンの続きのはなし(その5)

(承前) こぢんまりとした鍼灸院に、5・6人ほどが低周波治療や手足の温浴、マッサージ機などを使っている。

「ここをどうしてお知りになりました?」という質問に、「インターネットで、先生がエディスタッフだったことを知りまして、先生にぜひとも診ていただきたいと思い、」とはあまりに追従くさくて言えず、「えっと、義父が移転前に先生にお世話になってまして。」と答えた。

手首を10分間冷やす。治療用のアイスノン(商標?)は、中がパウダーになっている。凍った状態でも患部にピッタリフィットし、直接肌につけていても凍傷のようなことにはならないという。いいなこれ。

そのあと、セラミックボールや薬草、漢方薬などを漬け込んだ湯に手足をつけて温浴。以前にやったゲルマ温浴は20分だったが、ここでは5分。自分で砂時計をひっくり返して入る。手足が生薬くさい・・・。

診察台に行く。まず、首肩腰に鍼をうってもらった。鍼をはじくようにしているのだろうか、ボンボンという感じで打っていく。

「どうですか? 楽になりましたか?」と先生が聞く。

前のところでは、力いっぱい揉んでもらってかなり気持ちがよかったので、そんなさわったかさわらないか、蚊が刺したほどにも感じないようなモンで、ポンポンしただけでアレッ?

「あ、楽になってますね。」

「じゃ手首も見ましょう。」ポンポン、ポン「はい、動かしてみてください。」

いやいや先生、そんな簡単に言うけど、これ、親指動かすと腱がグキッと裏返ったような感じになって、その瞬間も痛いし、裏返っている間もずっと、かなり痛くて、もとに戻すときも最初と同じくらい痛いんですよね。

そんなことなんで、あんまり動かしたくないんだけど、先生がそういうなら・・・アレっ? 腱がこすれる感じはそのままだけど、痛みは・・ないことはないけど・・・。

「あ、なんとなく薄れた感じがします。」

「じゃ今日はこれで」

すごいな鍼というのは。こんなに即効性があるものなんだ。

治療はこんな感じで終わったが、ここに来るときに気になっていたのが、「ビガマス運動」というものだった。

「これをやらせてもらえませんか?」と聞くと、「今、治療したとこなので、しばらく安静にしておいたほうがいいです。セッティングもあるので次回から、治療前にしましょう」とのことだった。少し残念だが、次の予約をして帰ることにした。

(続く)
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