
「いえ、ただシロってんで」「なるほど忠四郎か、よい名だ」 posted by (C)カントク
東京に来て、もう三年が経とうとしている。
浅草のこの部屋を見つけたのが三年前の今日ということになる。
前職の有給消化で家にいる間、クマを洗ったり、

くまを洗ってあげたんだ 1/6 DSC00358 posted by (C)カントク
ほぼ毎日、堺の大泉緑地で走ったり、登山をしたり、読書をしたりしていた。

1.小笠山 標高29.0M DSC00381 posted by (C)カントク

4.蟹工船を読んでいたよ DSC00353 posted by (C)カントク
そして、東京で住むところを探しに来て、上野か浅草あたりがいいなと思って、

05.西郷さん DSC00406 posted by (C)カントク
浅草の川沿いの部屋が気に入って即決した。
それが四万六千日だった。観音様ぁ、ありがとうごぜやした! と言いたくなった日だった。

08.窓から北を見た景色 0009623-5-9 posted by (C)カントク
でも、それからの2回のこの日は、大阪に帰っていたりしてタイミングが合わず、
今日、ようやくぶらっと行ってみたわけで。
亀戸のサンドブラストの工房から自転車で帰る途中、ふと思い出して、蔵前神社に行った。
「四万六千日、お暑いさかりでございます。」で始まる落語『元犬』は、私の大好きな落語の一つだ。
シロという毛並みの真っ白な犬が、「お前のような白い犬は、来世は人間になるよ、来世は人間だよ」と言われ、来世でなく、現世でなんとかならないかと、この蔵前神社に願をかける。さて、満願の日、シロは目覚めると自分の体が巨大な毒虫に変身していることに・・・、違うね。うん。

蔵前神社 今日は四万六千日。 posted by (C)カントク
白くないのが若干不満だけれど、銅像を作る心意気はいい。

「いえ、ただシロってんで」「なるほど忠四郎か、よい名だ」 posted by (C)カントク

境内には力士の寄進による囲いが多い。 posted by (C)カントク
さて、そのまま自転車で浅草寺へ。
表は人でいっぱいなので、裏から境内の裏に自転車を置く。
一鉢2500円というのが決められているらしい。しかし、売り子は「勉強するよ、勉強するよ」と叫んでいる。
歩きながら、みんな、ほうずきを買って何をするのだろう、と、根本的なことを知らずに来ていることに改めて気づき、調べてみた。
「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」
ということだそうだが、みんなそんなことしてるのかな・・。

浅草 ほうずき市 posted by (C)カントク

ほうずきを売る店がずらっと並んでいる。 posted by (C)カントク

外人もほうずきを売っている。 posted by (C)カントク
境内裏は、小さな植木や盆栽を売る店が並んでいる。
「今年は店が少ないねぇ」と話している年配の婦人。震災の影響なのかな。

盆栽。この店のはなんだかすごい。 posted by (C)カントク

この小さな鉢の中の大自然。いいなぁ。 posted by (C)カントク

岩を包みながら力強く根を張る楓。30cmくらいの作品。すごい。 posted by (C)カントク
先週Ipodを買ったので、動画も撮ってみる。
浅草寺境内上から
歩きながら。あれ?なんじゃこの横向きは。
スズムシがいい声で鳴いている。つがい2組4匹で1200円と。